17年目の9・11。ワールド・トレード・センターを見て思う「あの日」

引用 ヤフーニュース

昼の映画枠でニコラス・ケイジの「ワールド・トレード・センター」をやっていました。それを見て初めて「ああ、今日は9・11だったんだ」と思い出しました。あれだけの惨事だったのに17年の年月は、記憶を消し去っていこうとします、しかし、思い出してしまうと「あの日」が鮮明に思い出されてきました。日本時間2001年9月11日、午後9時くらいでした仕事から帰ってテレビを見ていると、WTCビルに飛行機が激突したとニュースが流されていました。高層ビルの中央部から煙が出て、アメリカ現地のアナウンサーの興奮して声が聞こえていました。何が起こっているのかは良く理解できていませんでした、その時です画面右側から現れた民間旅客機がビルに突入します。私と妻は「ああ!」画面を見て思わず叫んでいました。

9・11アメリカ同時多発テロ事件

■アメリカ全国民に大きな衝撃を与えた歴史的なテロ事件

あれから17年もの歳月が流れたのかと思うと感慨深いものがあります。事件当日から数日間はWTCビルの映像を見ない日はありませんでした、特にビルが倒壊する動画は声も出ませんでした。事件の詳細が判明するのには時間がかかりました、というのも事件は同時多発的に起こっており、ニューヨーク、ワシントンで2か所に3機も民間航空機がハイジャックされた上に突っ込んだのです。ニューヨークはWTCビル、もう一カ所はアメリカが州国国防総省本部ペンタゴンでした。アメリカ国民にとって衝撃だったのは第二次世界大戦でも空爆の被害にあったことのないアメリカが直接的な攻撃を受けたです、被害を受けた現地の人間だけではなくアメリカ国民全体に大きな衝撃を与えました。

■ワールド・トレード・センターにおける被害

午前8時46分40秒、ハイジャックされたアメリカン航空11便がワールド・トレード・センター北棟の北面に突入しました。旅客機は北棟の93-99階を切り裂くように衝突し、数百人が即死しました。11便に搭載されていたジェット燃料によって北棟の高層階では爆発的な火災が起こり、引火した燃料がエレベーターシャフトを落下したことで1階ロビーの低層階でも爆発が発生しました。衝突から10分と経たないうちに火災と黒煙は上層階全体に広がっていきました。この時点では、北棟への航空機の突入は事故との見方が大勢を占めていました。しかし、午前9時02分59秒、ハイジャックされたユナイテッド航空175便が南棟の南面に突入し、南棟は爆発炎上しました。2機目の突入によって、これらの出来事が故意に引き起こされたことが認識されました。WTCビルへのテロ攻撃における死者は2763人、その内訳はWTCビル内の民間人2192人、消防士343人、警察官71人、航空機乗客147人、ハイジャック犯10人となっていました。

アメリカのトラウマとなった9・11同時多発テロ事件

■映画にしたのは社会派のオリバー・ストーン監督だった

この9・11以降しばらくの間、さらなるテロに備えて、州兵、予備役が動員され、空港などには厳戒態勢が敷かれ、全ての国境が封鎖されました。アメリカ国民はテロに敏感になり、9・11はアメリカ国民にとってのトラウマとなりました。歴史的な事件や事故が起こると、それを題材としたハリウッド映画が製作されるのが常でしたが、この9・11に関しては本格的な映画化までに5年の歳月を要しています、そこには”単なる事件・事故”ではなく、アメリカ国民の深い悲しみとテロに対する激しい怒りがあって映画としてエンタテインメント化されることを、国民が受け入れられなかったのです。しかし、これまでも社会的な問題を取り上げて映像化してきたオリバー・ストーン監督が、この難題に挑みました。

■結局は警察と海兵隊を賛美して終わる結果に

映画が製作されたのは事件から5年後です、事件の詳細に関しても判明し「アルカイダ」の犯行であることもわかっていました。事件の背景には”テロリスト”の存在があったのです、しかし映画本編ではビル倒壊に伴う警察官の献身的な働き、彼らが遭難して以降は、彼らを救うために奔走する消防、警察、そして軍の人々の姿が描かれます。閉じ込められていた2人の警察官のうち、最後に救出されたウィル・ヒメノが救出され2列に並んだ警察消防の列の中を運ばれていく姿は「アメリカ」を感じずにはおれないシーンです。そして、最後にヒメノを発見した元海兵隊デイブ・カーンズ二等軍曹が家族と電話で会話する際、かけ終わって「忙しくなるぞ兵隊は、必ず仕返ししてやる」と語ります。彼の言葉通り以降、アメリカの対アルカイダ政策は厳しさを増していきます。本作では、事件そのものの背景や、関連を描くことをせず、事件の対応に奔走した人々の姿だけを描いています、それだけアメリカ国民に与えた影響が大きかった事件と言えます。

 

 

 

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