テレ朝の「陸海空」は終わらず、打ち切りはデマとMC小峠は言うけれど?

引用 陸海空地球征服するなんて

9月9日日、テレビ朝日系「U字工事&ナスDの冒険 大アマゾン4時間SP」が放送されました。本ブログでは1ヵ月ほど前に番組が「打ち切り」になると書きました。8月18日の放送回でMCのバイキング小峠が「番組の継続」を明言し、10月の番組改編で同番組が終了することはないことを語りました。一部報道では、10月の改編時期に打ち切りになるとされていました、私も「終了」の方向で何度か記事を書かせていただきましたが、継続するということであれば、それはそれなりに責任を持って意見を書かせていただきべきかと思い本稿を立ち上げました。テレ朝さんは「陸海空」を継続すると言ってますが、ここは正確に内容を伝えるべきかと思います。初期の意図に基ずく番組を継続するというよりも、やってみて人気が出た企画のみを継続するといった方が良いのでは、番組のタイトルも変えるべきではないかと思います。「ナスDの部族発見 アマゾンの秘境編」とか「バイキング西村の”いいね”の旅」とか。

久しぶりに見た「大アマゾンスペシャル」はかなりいい感じに出来上がっていた

■U字工事の訪問記を分けたのは正解

今回の大アマゾン編はU字工事が取材した部族とナスD取材する部族の2カ所に分けての取材となっていたのは大変に良かったと思います。これまでもU字工事が頑張る姿は見られたのですが、ナスDのあまりにも激しい奇行によって、影が薄れてしまっていました。今回は2人の持ち味である絶妙な掛け合いがアクシデントごとに見られ「バラエティ」色が出てよかったです。他の番組で見られないのは、現地の人間に巨大ネズミの料理を勧められて肉を頬張るシーンで「鶏肉みたいだ」「サルみたいに獣くさくない」「そうそうサルより柔らかい」といった二人の会話です。この取材でなければ食べるはずもないサルを、何度か食した経験と巨大ネズミを比較する食事シーンは秀逸でした。これこそが独自取材と言えるのではないでしょうか。

■単なる紀行としての取材ではなく、その先が見えてしまう意味深

一方ナスDの取材はU字工事とは違って玄人の取材といった感が出てきています。ナスDは以前にも取材したシピボ族の集落”プエルトフィルメーサ村”を再訪問します。以前に「ウィト」を全身に塗り”ナス”に変身してしまった場所です。今回の取材のトーンが違っていたのは、部族の独自の生活を取材するといったことよりも「部族の現実」みたいなものが伝わってきたことです。その原因は『お金』です、前回の放送から気になっていたのですが、原住民が来訪者に対して歌を歌う、呪術を行う、泥染めを見せる、原住民の生活を見せると「料金」を要求されていたことです。通常の紀行ものでは、あまり見かけない場面ですがナスDの取材では「金」の話がよく出てきます。今回も、歌を歌う老婆が要求する金銭に相棒のホルヘが激怒します「そんなしないよ!なんだよ」しかし、ナスDは原住民の要求にこたえて金銭を払います。しかし、これまでのように仕方なくではなく、意図して払っている様子が見て取れます。

何を伝えたいのかを明確にした方が良いのでは?

■U時工事には部族の「知られざる生活」を掘り下げてもらいたい

U字工事が部族の人間といっしょに犬を連れて出かける狩りの下りは「部族もの」っぽくて良かったと思います。狩りの方法として犬に獲物を追わせることや、その犬が巨大ネズミの巣穴に入って帰ってこないとみんなで心配するさまなど、見ていて心打たれるものがありました。また、子供たちが森で捕ってきた鳥をその場で羽をむしって焼く場面では「食うのかよ!」と、そのリアクションが我々視聴者を代弁していました。スープの味付けに『味の素』を使っているのを見つけた時のふたりの驚きは、やはり私たちの驚きと一緒でした。スタジオにいたamiも「明日には味の素から大量に『味の素』が送られたりして」と冗談を言っていましたが、本当にそうしたことがありそうな気がしました。巨大ネズミを捕って食べるのは現地の文化で「味の素」は避けられない外来文化の流入といったところでしょうか、U字工事のお二人にはこの調子でお願いしたいと思います。

■嫌なら取り上げなければ良いのに、どうしても避けられない金銭問題

ナスDチームは村で行われる年に一度の祭りや村の少年”ナウン君”の学校の様子など、部族の生活に密着します。彼らの視点がU字工事チームと違っていたのは、以前と比べて変貌を遂げつつある村の様子を取材したことです。年に一度の祭りには2頭の牛が供され、そのうちの一頭は町の議員の差し入れなのです、祭り当日には牛を提供した議員がやってきます。そして祭りでは屋台が出てアイスまで販売します。祭りは、冒頭から周辺30集落によるサッカー大会が行われます、夜にはミスコンとダンス大会、ダンス大会には町から機材が持ち込まれコンピューターで現代音楽が流されます。ナスDとホルへは「駆け足で来てるね」「そうどんどんときてるね」と文化の浸食を語ります。最後に世話になったナウンの兄が都会から戻り、バックパッカーのための宿を作りたいと申し出て、ナウンの父親が手紙で「金」を要求するシーンは何とも言えませんでした。このことがキッカケでナスDは村を離れると言い出します、しかし、そもそも視聴者プレゼントの為に村で多くの金銭を使ったのは自分ではないのでしょうか「撮影協力だとまだ出す」と放送しても良いのかと思われる発言をするシーンもありましたが、多い少ないではなく金銭を提供し地元の文化に影響を与えている自分たちの行為を考えるべきです。最後にナレーションで言っていたように「今後、撮影したいなら」十分な金を用意して取材に入ることです。これが、部族取材の行きつくところだと思います。嫌なら最初から、そこは撮らず「部族文化」を美化すれば良いでしょう。

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