大阪朝鮮学園側が逆転敗訴、政治的な問題を学校教育にまで持ち込むのか?

引用 毎日新聞

高校無償化は教育の機会均等を目的に導入されました、しかし、朝鮮学校は8年間にわたって除外されてきました。生徒らは日朝関係や政治の思惑に翻弄され続けています。2010年4月、当時の民主党政権が「すべての意志ある若者が教育を受けられる」として制度を導入しました。大阪朝鮮学園は同年11月に無償化の申請を行いましたが、直前に北朝鮮による韓国攻撃事件が発生、審査は止まり、結論が出ないまま12年12月に政権は交代しました。

無償化が認められないのは不条理であり、差別的なことである

■「日本国内で教育を受ける権利」を享受できないのか?

下村博文・文部科学相は「朝鮮学校は朝鮮総連と密接な関係にある。北朝鮮による拉致問題の進展がなく、国民の理解が得られない」と表明、大阪朝鮮学園など10高級学校が除外されました。無償化に関連した訴訟では、広島、東京、名古屋の各地裁も、朝鮮学校が朝鮮総連から「不当な支配」を受けている可能性を指摘し、訴えを退けました。朝鮮総連と関係があるため高校無償ができないというのは、日本国内で教育を受ける若者に対する差別行為なのではないでしょうか、日本国憲法では思想、信教の自由が謳われています。国内に居住し、高等教育を受けているのに対象から外すのはおかしいと思います、彼らは将来にわたって納税義務を免除されているわけでもないのです。他の国民と同等に義務・責任を負うのに権利としての「無償化」が認められないのは不条理です。

■「国の主張」とは朝鮮学校の生徒を差別することなのか?

文科省によると、無償化にかかる今年度予算は約3700億円、11万8800円の公立校の年間授業料を国が負担し、私立高校にも原則同額を支給しています。インターナショナルスクールや中華学校など外国人学校も含まれています、平成16年には合計約270万人が対象となりました。大阪朝鮮学園の判決後、同学園の関係者5名が大阪市内で記者会見を行いました。大阪朝鮮高級学校の卒業生、申泰革(シン・テヒョク)さんは「朝鮮学校は自分たちのアイデンティティーを肯定してくれる唯一の場所。自分を肯定して生きていきことを否定されたのと同じ」と悔しさをにじませました。他の外国人学校に認められた制度が朝鮮学校にだけ認められないというのは申(シン)さんが語るように“存在を無視”した行為と言えます。また、これに関して文部科学省高校修学支援室は「国の主張が認められたと受け止めている」とコメントを出しています、まるで国が『差別』を公認していることを表明しているようなものです。

第一審では違法判決が出ていたのに「なぜ?」ひっくり返されたのか

■外交的、政治的な意見を教育に持ち込むべきではない

今回の控訴審判決は、全国5地域・支部で起こされた同種の訴訟では初めての控訴審判決となりました。1審判決が出ている4件のうち唯一原告側勝訴とした昨年7月の大阪地裁判決が見直されるかどうかが焦点となっていました。高校無償化は民主党政権だった平成22年4月に導入されました。自公政権に交代後の24年12月、下村博文文部科学相が朝鮮学校を無償化の対象にしない方針を表明し、25年2月に文科省が省令を改正、大阪朝鮮高級学校などの朝鮮学校は対象から外されました。大阪地裁判決は、国が省令を改正して朝鮮学校を無償化の対象外としたのは「拉致問題解決の妨げになり、国民の理解が得られないという外交的、政治的意見に基づくものだ」と指摘しました。教育の機会均等の確保という趣旨から外れる改正であり「違法、無法と解すべきだ」と判断しました。その上で大阪朝鮮学園については「財産目録、財務諸表が作成され理事会も行われ、大阪府から学校教育法違反を理由とする行政処分を受けたことがない」とし、無償化対象として認められるとしていました。

■民族教育を“不当な支配”と考えるべきなのか

国側は朝鮮高級学校が在日本朝鮮人総連合(朝鮮総連)から「不当な支配」を受けているとした点については、朝鮮学校の教育内容を「朝鮮総連の一定程度の関与」は認められるが、民族教育の意義を踏まえれば「不当な支配」とは評価できないとしていました。こうした経過によって一審では高校無償化から朝鮮学校を外すことは「違法」であるとしたのです。しかし、今回判決では朝鮮総連と朝鮮学校の関係について、幹部レベルでの人事交流があることや総連傘下の出版社が発行する教科書を使用していることなどを挙げ、教育の自主性をゆがめるような「不当な支配」を受けている疑いがあると指摘、無償化の要件となる「適正な学校教育」がなされているとはいえず、国の処分は違法ではないと結論づけました。この結論は無償化の問題に止まらず、不適切な教育が行われているとしているのです。そうであるならば、朝鮮学校のプレゼンスは無くなってしまいます。主体として権利を与えられないということは「存在意義」がないということです、国が無償化対象外とするならば、いっそのこと学校として認めず、現在の朝鮮学校の生徒は既存の高校へ転入させ、すべての朝鮮学校を取り壊してしまえば良いのです、ついでに朝鮮総連も解体してしてもらってはどうでしょう?結局1を認めるならば他も、認めなければ全てをってことだと思いますが、いかがでしょう。

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