プラスチック製のストロー世界的に廃止の方向へ、既にカルフォルニアでは法案が成立

引用 Foodrink news

アメリカ西部カリフォルニア州のブラウン知事は9月20日、客からの要望がない限り、レストランで使い捨てのプラスチックストローを提供することを禁じた法案に署名しました。来年1月1日に発効します。ファストフード店は対象外ですが、米メディアによると州レベルでのプラ製ストローの提供制限は全米で初めてとなります。また、自治体だけではなく企業でもプラ製ストロー自粛の風が吹き始めておりスターバックス社も2020年までにプラ製ストローの廃止を発表しています。

世界的に広がるプラスチック製ストローの廃止

■カルフォルニアでは違反すると罰金

カルフォルニア州のブラウン知事はタイで死んだクジラの胃から80枚のプラスチック袋が出てきたことを例に挙げ「プラスチックが海洋動物を殺し、地球を苦しめている」と指摘しました。もし違反すれば2回の警告の後、1日25ドルの罰金が科されることになります。全米最大の州でであるカルフォルニア州の取り組みは他の州に影響を与える可能性があり、今後、カルフォルニア州を追随する州が出てくることも考えられます。

■アメリカだけではなく台湾でも

プラスチックによる海洋汚染が世界的な問題となる中、プラ製ストローは小さすぎてリサイクルが難しいため、米国の自治体や企業で廃止の動きが広がっています。ワシントン州シアトル市は今年7月、条例で飲食店が客にプラ製ストローを提供することを禁じました。こうした廃プラ製ストローの動きはアメリカだけではなく他の国でも起こっています。台湾では蔡英文政権が廃プラスチック対策で2030年までにプラスチック製のストローなどを全面禁止にすると先進的な目標を掲げて、注目を集めています。台湾国内では既に特産のサトウキビを使ったストローも登場しています。

企業にも広がる廃プラスチック製ストローの動き

■スターバックスが2020年を目標に使用中止を発表

世界に2万8000ヶ所あるスターバックス店舗では、推計10億本のプラスチック製ストローが毎年使用されています。そのスターバックスがプラスチック製ストローの使用を2020年までに世界中の店舗で全廃すると発表しました。今後はストローを使う必要のないプラスチックの蓋を提供するほか、紙製など非プラスチック製のストローを導入します。スターバックスのグローバル社会貢献部門を担当するコリーン・チャップマン氏は発表文で、事業パートナーや顧客からの要請が今回の決定を促したことを明らかにしました。チャップマン氏は「ストローを使わないことが環境のために我々ができる最も良いことだ」と述べています。

■そして日本でも廃プラスチック製ストローの動きが出てきている

日本でもプラスチック製ストロー廃止の動きが出てきています。すかいらーくホールディングスが運営する「ガスト」が2020年までに国内3200店舗で廃止することを明らかにしました。子供や障害者には紙製の代替品を検討しますが、原則はグラスだけで提供する方針です。米スターバックスが同じく20年までに全世界で廃止すると発表したのにつぐ動きです。米マクドナルドも英国とアイルランドで切り替えを検討しています。


経済協力開発機構(OECD)によると、世界のプラスチックごみ発生量は1980年の6倍に増えており、化学物質が食品を通して人体に入る影響も懸念されています。最近、日本国内では個人レベルでの意思も高くなってきており「マイストロー」を持ち歩く人も徐々に増えてきています。飲み口がシリコン製のものや、ステンレスの折り畳み式のものなど、持ち運びに便利なタイプものが発売されているようです。自治体や企業による廃止も重要ですが、やはり個人レベルで使用しないことが、最も有効な対策です。今後もこうした動きが加速していくことを願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA