モスバーガー韓国の行動をどう見るか?「日本産は使用していない」の表記を一連の日本バッシングと重ねるのか?

引用 モスバーガー

物議を醸しているのは崔碩栄氏が投稿したツイッターの内容です。

今年の夏、韓国で見た風景。
「ご安心下さい。モスバーガーコリアは日本産食材を使用していません」
これは未だに韓国では「日本産=放射能の危険」という偏見があることを意味する。広げたのは韓国メディア。韓国メディアが情報源にしてるのは日本の市民団体、日本メディア。

崔碩栄氏はソウルで生まれ育ち、10年間神奈川県に住んでいました。崔氏はこの偏見を広めたのは韓国メディアだが、情報源は日本の市民団体やメディアだとしています。トレーの上に置かれた広報ペーパーはモスバーガーの安心と安全を知らしめるためのツール、そこに書かれていたのは母国の食材を否定するメッセージ、日本国内ではモスバーガーに対する非難が広がっています。

モスバーガー韓国が独自の判断で広報したのか?

■モスバーガーの海外店舗はフランチャイズではない

モスバーガーの海外店舗はフランチャイズではなく、日本のモスが出資する現地法人だとのことです。日本のモスバーガーからの指示ではなく、韓国内の独自の判断で行われた可能性もあるということです。しかし、その場合はモスの企業ガバナンスはどうなるのでしょうか、本社の許可もなく本社のある日本の食材をディするようなことを韓国の現地法人がやったとすれば、企業的に大きな問題です。また、日本本社がこのペーパーのことを認めていたとするならば、さらに大きな問題となります。いづれにしても、このままでは済まない状況にモスバーガーは追い込まれているのです。

■風評被害と言うよりも「危険」を感じさせる内容

このペーパーを実際に目にしてツイートした崔氏は、いまだに韓国では日本産の食材が放射能の危険性に晒されているという偏見があると指摘しているのです。さらに、このツイートは瞬く間に拡散され「いまだに風評被害を生む表記をするのは酷すぎる」「食中毒騒動があったばかりなのに、また不祥事?」と言った声が多数寄せられています。2011年の福島第一原発事故以降、東北産の食材については安全であるというデータが出ているにも関わらず、日本国内でも消費が落ち込み“風評被害”が問題になりました。さらに、海外では事故直後から日本産食品の輸出規制が敷かれ、今年に入って中国やブラジルなどから緩和や撤回があったものの、今もなお、韓国をはじめとして台湾、アメリカなどから日本産・福島産の食材が輸出規制を受けています。今回のペーパーの内容は日本食材の「危険」を感じさせる内容となっており、せっかく緩みかけた偏見を助長するものとなっています。

本当の意図はどこにあるのか?

■モスバーガーは“こだわり”のバーガーレストラン

モスバーガーは日本人が始めた日本人向けのハンバーガーショップであり、バーガーレストランが基本コンセプトであることはよく知られています。そこには「いい食材」「時間をかけて」「食事として」といったキーワードが行きかいます。もし、韓国で原発事故が起こったとして、そこの食材を日本のモスフードは使用するでしょうか?韓国産の食材と表現しないまでも“日本国内で”と、国産食材をアピールすることになるでしょう。モスは日本企業です、それが韓国国内でバーガーレストランのコンセプトで営業する以上、必要以上に食材に関して神経質になるのかもしれません。その結果が「疑わしきは使用せず」(日本国内で安全基準をクリアしても、韓国内のイメージ)ということで、韓国内の国民感情を考慮して今回のトレー上のペーパーとなったとは考えられないでしょうか、ある意味、現地化して食品を売るというのは、そういうことかも知れません。

■我々も冷静になってモスフードの今後の対応を見なければ

日本で始まったモスバーガーにはマクドナルドなどとは異なる苦渋の歴史があります。本場のハンバーガーとして銀座三越から始まったマクドナルドと、板橋区の成増でパイロット店から始まったモスバーガーでは認知される過程も違っていましたし、提供の仕方や商品内容も違っていました。最大の違いはファストフードに対する「レストラン」としての姿勢です、歩きながら食べる簡易な軽食ではなく、店舗内でゆっくりと食べてもらうバーガーレストランがモスバーガーの基本なのです。今回のペーパー内容を見て、単に日本バッシングと捉えるのはどうかと思います。日本食材=放射能とイメージさせたかったのか、あるいは別の意図があったか。日本人として日本人のためのバーガーレストランを開拓したモスフードを応援したい気持ちがあります。ペーパーの内容に関するモスフードの正式見解を待ちたいと思います。

 

 

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