北九州市の砂防ダムに落ちたイノシシ、自力で上がれず市は「救助できない」。果たして救助すべきなのか、駆除するべきなのか?

引用 通せんぼ.net

北九州市門司区の砂防ダム内で2頭のイノシシが発見されたのは10月の12日の朝のことでした。2頭は転落したのか、周囲をコンクリートで固められた砂防ダムの底を出口を求めてうろついていました。時折、壁に向かって突進し駆け上がろうとしますが、90度に近い勾配に阻まれ上がることができません。ダム上までは約6m、イノシシは自力で這いあがることは不可能です。これを見た近所の住民は「救助」を求めて市に連絡をしていますが、市側の回答は「鳥獣保護法により手出しができない」との回答。この2頭のイノシシは川底で衰えていくのを待つしかないのでしょうか。

ある朝、突然に2頭のイノシシが川底に

■砂防ダムの高さは約6m、駆け上がれない

砂防ダム前に住むタクシー運転手の西津千代子さんがイノシシに気が付いたのは9月12日の朝のことでした。自宅の2階からは川底を見渡すことができます。何気なく川底を見渡した時、2頭を発見したといいます。川底には餌になりそうなものはありません「このまま死んでいくのを見過ごせない」と夫の利夫さんと話し合い「底から救い出して、山に戻してもらえないか」と消防署や区役所に相談しました。しかし、どこへ行っても「どうにもならない、手の出しようがない」との返答でした。

■救助できないのは鳥獣保護法のため

門司区役所や鳥獣被害対策課の担当者によると、野生動物が自然界の中で今回のようなアクシデントに遭遇した場合、鳥獣保護法の考えでは「原則的には手出しをせずに見守ることになっている」といいます。イノシシが発見されて以降、メディア各局は川底をうろつき、時折、コンクリートの壁を駆け上がろうとする2頭の姿を放映してきました。その結果かかもしれませんが、24日今日の情報では市がイノシシの駆け上がれるような「足場」の設置を計画していることが報道されています。

単なる野生動物ではなくイノシシは害獣

■イノシシは保護動物というよりかは害獣なのでは

基本的にイノシシは野生動物ではありますが、害獣としての側面も持っています。自然の中にいる状態では害獣として罠にかけられたり、銃で撃たれたりする対象でもあります。そのイノシシを「助ける」のも変な気がします。どうせなら「害獣」として捕獲して川底から引き揚げ、改めて対応を考えればどうなのでしょう。以前、私の実家で小鹿を保護したことがあります、畑で動けなくなった鹿を体力が回復するまで小屋に置いて、元気になって放したのですが、畑の野菜をすべて食い尽くして山に帰っていきました。この時、私たちは鹿は害獣なのだと再認識させられました。おなじように、イノシシも害獣です。

■まずは「生き物」として早急に保護を

確かにコンクリートの壁を駆け上がろうとして落ちるイノシシを見ていると「かわいそう」と思ってしまいます。しかし、餌を求めて民家に近づくイノシシは、住人を襲い牙でケガを負わせたり、収穫目前の農作物を食べ、踏み荒らしたりもするのです。この時は「かわいそう」ではなく「怖い」と住人は言うのです。状況によって対処の方法を迷ってはいけません、本質を踏まえたうえで『判断』をすべきなのです。今回も足場を作る計画が進んでいるようですが、そのためにどれだけの市民税が費やされるのでしょうか。市としては見殺しにして非難されるのも嫌、鳥獣保護法に違反することも嫌、結果としてイノシシが自分で砂防ダムを出ることができる足場を作ろうということになったのでしょうが、意味のない結論です。早急にイノシシを網などで捕らえ、市で保護することです、あくまで害獣駆除の観点からです。また、山に放すのであれば、人家から遠く離れた場所でなければなりません。いづれにしても公費を使わざるを得ないようです。ものごとには「特例」があっても良いのはないでしょうか、そして、それを率先して作っていくことが行政の仕事だと思うのですが。

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