11月6日は松田優作の命日、テレ東が「ブラックレイン」を放送。みんなで見て高倉健さんも一緒に追悼!

引用ブラックレイン

松田優作が死んで30年近くになるなんて信じられません。しかし、彼の二人の息子がテレビや映画で活躍する時代なのですから、それなりの時間が経ってしまったのでしょう。彼の最後に出演作にしてハリウッドに大きな影響を与えた「ブラックレイン」がテレ東で昼時間帯に放送されていました。松田優作の鬼気迫る演技も見事でしたが、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、和歌山富三郎、高倉健、ケイト・キャンプショー、内田裕也と、その豪華なキャストにも再認識させられました。どうか今日は、会社帰りにTSUTAYAで「ブラックレイン」を借りて、松田優作に思いを馳せましょう。

今日は松田優作氏の命日です

■まだ40歳、惜しい人を亡くしました

松田優作に関しては、古い世代は「太陽にほえろ」のジーパン刑事役で知られています。特に、若手刑事に殉職シーンの初代となった「なんじゃ、こりゃ!」は、あまりにも有名なセリフとして多くの方が物まねのネタにされていました。今では大御所的扱いの竹中直人もデビュー当時は、よくこの物まねをやっていました。いろんな逸話のある男優さんでしたが、長身で足が長く、皮ジャンがよく似合う“日本人”には珍しいタイプの俳優さんでした。実際「ブラックレイン」の劇中においても、マイケル・ダグラスやアンディ・ガリシアと並んでも違和感がありませんでした。それだけ、世界的に通用するものを持っていたということでしょう。

■「ブラックレイン」が凄い

松田優作自身のことを書くと長くなってしまうので、今日は高倉健さんも出演しているということで「ブラックレイン」に関して書きたいと思います。もちろん、松田優作の最後出演作であり、彼の尖った演技が高い評価を受けたことは置いとくとして、日本側の俳優陣の層の厚さに驚かされます。「キル・ビル」で多くの日本人俳優が採用されましたが、「ブラックレイン」の顔ぶれを見ると、天と地の違いです。まず、ヤクザの親分が若山富三郎、「わかってらっしゃる」と言いたいくらいのはまり役です、彼が「日本に黒い雨を降らせたのはお前らだ…」とマイケル・ダグラスに語る下りがありますが、これは若山富三郎でなければ出来ない役どころです。また、警視役の神山繁、子分役で出てくる内田裕也、ガッツ石松、國村隼、島木譲二、安岡力也、映画を見てご確認ください。

二度と同じものは作れない、こういうことでしょう。

■やっぱ、健さんじゃないと

この映画の魅力は、高倉健が出演していることにもあります。海外の大物俳優と並んでも見劣りがしないのは、やはり健さんくらいのもんだと思います。同じ健でも、最近では渡辺謙が海外で活躍していますが、彼が同じ役を演じてもダメなのです。高倉健が演じる愚直な日本人警官が奔放なアメリカ人警察と対比されて、いい味が出ているのです。恐らく海外映画に出演して「日本人」を出せるのはケン・タカクラ以外にないと思っています。撮影中にマイケル・ダグラスが周辺のスタッフや一般の方から高倉健がリスペクトされる姿を見て感銘を受けたというエピソードがあります。健さんがいてくれてよかった。

■「ブレード・ランナー」監督のリドリー・スコットならでは

そして、この映画にはスピルバーグ夫人のケイト・キャンプショーも出演しています。とにかく話題に事欠かない映画なのです。そして、監督はあのリドリー・スコット、彼だからこそロケ地を“大阪”に選んだのだと思います。ブレードランナーに出てくる、あの未来都市の雰囲気を持った都市は大阪以外にはないと思ったのでしょう。アンディ・ガルシアが襲われて殺されるシーンでネオンサインの「モーター・プール」がやけに目立っていました。なんか、そこらへんの感覚がリドリー・スコットならではのものなのです。キャスト、ストーリー、監督、とにかく面白い映画です。昼間お仕事でテレ東放送分をお見逃しの方は、ぜひ、レンタルして見てください。最後に、松田優作は「永遠に不滅」です。

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