NHKの大河ドラマのイメージが変わるかも?「いだてん」第一回の思わぬ好評価!

引用 NHK いだてん

NHKの大河ドラマは小さな頃は大嫌いでした、その頃は民法の裏番組で青春ドラマが放送されており大河が終わる8:45からでは最後のシーンを音楽といっしょに見るだけで、ほとんど内容も分からず、翌日、学校の同級生には「見てないの?」と同時代を生きる人間とは思えないくらいの言い方をされ、NHKの大河ドラマが子供の私を苦しめたことは間違いありません。大きくなったら「こんなもん見るか!」と思っていたのですが、ここ数年NHKのBSで日曜6時は“大河”を見てきました、なかなかに面白いのです。子供の頃あんなに嫌いだった“大河”ですが、経年変化で楽しんで見れるようになってしまいました。

日曜のドラマ枠は何故「大河」になったのか?

■最初は”大型歴史ドラマ”だった

何故、「大河」と命名したかは知りませんが、1年を通じてドラマを制作するというのは大きな川の流れを作るのと同じくらい大変だということでしょうか?1963年の「花の生涯」放送開始時には“大型時代劇”と言う名称で呼ばれていましたが、同枠のドラマが本数を重ね、さらに次第に歴史ドラマとして注目されるようになると「大型歴史ドラマ」の名称で呼ばれるようになりました。シリーズ15周年を記念して発売された2枚組LPレコード「NHK大型歴史ドラマの15年 花の生涯から家神まで」のタイトルにもそれが表現されています。第二作の「赤穂浪士」放送時には読売新聞が「花の生涯」と「赤穂浪士」を大河小説になぞらえて『大河ドラマ』と表現し、その後一般でも“大河ドラマ”の呼称が定着していきました。

■あくまでドラマ、NHK独自の脚色が自慢

この大河の枠は一度も途切れたことがなく、NHKの朝ドラと大河はドラマの2枚看板として歴史を作ってきました。前述したように「大河ドラマ」は歴史上の人物を取り上げることが多く、初期作品から井伊直弼、原田甲斐、平清盛、柳沢吉保、北条政子、足利尊氏、日野富子、明智光秀(2020年ドラマ)等々、一般には歴史上ネガティブなイメージを持たれた人物を主人公に据え、新解釈によってその人物の人間的側面を掘り下げて魅力的に描く手法が度々採られています。NHK製作陣解釈による歴史上の人物に関するドラマといったところでしょうか、ドキュメンタリーではなく、あくまでドラマである以上脚色は自由なのです。

近現代期の題材はあまり当たらない

■過去の三部作は不発に終わる

前述のように大河ドラマでは戦国期や江戸時代の歴史上の人物を題材にすることが多かったのですが、1984年からは大河ドラマ「近現代三部作」として「山河燃ゆ」「春の波濤」「いのち」の三作が製作されました。昭和期のドラマを制作したのはこの時期が最初でした。「山河燃ゆ」は山崎豊子の『二つの祖国』が原作であり、1967年の「三姉妹」1980年の「獅子の時代」に次ぎ3度目の架空の人物が主人公となりました。しかし、現代期の人物にフォーカスしたためか、架空の人物が主人公となったためか視聴率は低迷します。「近現代三部作」の3年間の平均視聴率は30%を超えることはありませんでした。

(※三部作前年の「徳川家康」は30%超え、三部作翌年の「独眼竜政宗」は40%に迫る歴代1位の視聴率でした。)

■今度は”ちょっと”違う。

今回も歴史上の人物ではありますが近代の物語の為、かなりリスキーな展開になるのではと心配しつつ第一回を見ましたが、最後の“まるで血だらけ”の様相で走って来る四三の顔には爆笑してしまいました。さすが、宮藤勘九郎というか、脚本云々ではなく、こんなカラーのドラマを作りたかったというのが出ている気がしました、おそらく日本柔道の父、狩野治五郎は「あんなにひょうきん」ではなかったと思いますし、全体に軽い感じに好感が持てました。あまり“大河”などと背負わずに楽しい番組にしていただけると嬉しいです。それにしても、最後のシーンは笑えました。今後の放送を期待します。

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