マツコの知らない世界がスペシャルで「銀座」と「インスタントラーメン」を取り上げる、失恋ソングはまあ別として・・。

引用マツコの知らない世界

なかなか切り口が面白いのがマツコの知れない世界なのです。今夜は、銀座のママの世界とインスタントラーメン、失恋ソング。基本的に他の番組で紹介されると“そんな世界が”あるんだと、距離感のある話となってしまうのですが、マツコがMCを務めると不思議と身近に感じてしまうのです。銀座で酒を飲むことは難しいことではありません、しかし、クラブなどという特殊なカテゴリーで酒をのむことなど、ほとんどの人はないのです。恐らくは座って数万円、指名して数万、飲んで数万、さあいくらになるでしょうって世界なのです。基本的に財布の中身を気にしているような輩では行ける場所ではないということです。

めったに覗くことのない銀座の世界

■日本でもここだけの場所「銀座」

今夜のゲストは銀座の高級クラブを7軒渡り歩いた伝説のママ・唐沢菜々江さん、銀座の「古き良き」と「新時代」の狭間で葛藤する銀座の今の姿を語りました。唐沢ママは初めて務めた店で月収100万円、ご自分の店を出す前には3000万円を稼いでいた凄腕ママでした。現在はご自分の店を経営、クラブだけではなくアフター用のワインバーまで経営されています。番組では誕生日にプレゼントされた車(ベンツ)の話が出ていましたが、ひと昔前の銀座では名の売れた店のママの誕生日には信じられないような贈り物が用意されたといいます。こうした伝説が残るのも「銀座」だからなのです、中洲や北新地、ススキノではこうはいきません。来客が日本でも数パーセントしかいない高額所得者だからこそ、銀座に特殊性が出てくるのです。少なくなくったとは言え、今でも一晩で数百万を使う客が存在するはずです。

■銀座のホステスは”プロの仕事”を売っている

番組内ではそれほど深掘りした話はありませんでしたが、銀座のホステスと言えば松本清張の「黒革の手帳」に出てくるような才色兼備の女性でなければなりません。飲みに来るお客は政治家や会社社長だったりする訳です、単にキレイ・美人だけでは高い飲み代を払えません。マツコが番組内で言っていましたが『永久指名制』、お客には専任のホステスが付くのです、地方でも指名制はありますが銀座の『永久指名制』とは異なります。話が出ていたようにコンシェルジュのように客の要望に応えるのです、その裏には自分の客のネットワークがあるため、できるホステス=人脈を持ったホステスということになるのです。通常、あまり見ることのできない特殊な世界をゴールデンタイムに見ることができるのは「マツコ」のおかげなのかも知れません。

銀座かと思えば、今度はカップラーメン

■余談もそれほど嫌気はしない

次にインスタントラーメン。凄いのは通常の情報番組では商品紹介を行っても、この番組のように次から次に食べる番組はありません。60歳で15000食のインスタントラーメンを食べた大山即席斎さんが6年ぶりに番組に登場。インスタントラーメンも1958年に誕生して60周年、インスタントラーメンの歴史とトレンドを大山さんとマツコが語りました。蒙古タンメン中本のカップに納豆を合わせるくだりではマツコが露骨に嫌な顔をするのですが、飄々とした大山さんの勧めで納豆を入れると「うまい!」と叫んでしまいます。そのあとメーカーさんのお薦めで博多の水炊きカップ麺にめんたいおにぎりを投入するのですが、はっきり言って蛇足的な行為です。大山さんもカップ麺の紹介は良いのですが、食べ方云々は止した方が良いと思います、マツコが言うように米だけであれば水炊きの白湯を楽しむことができるのですが、メンタイが入ると強すぎて水炊き風が台無しになってしまうのです。しかし、こうした蛇足を含めてカップ麺の世界を楽しめるのはマツコのおかげでしょう。

■難しいことを言わず、自らを「オカマ」呼ぶマツコが良い

マツコが番組中で「カレーヌードル」を食べていましたが、こうした自己主張を番組内でできるのは、この巨大なオカマ以外にはいないでしょう。また、各方面に対する知識も幅広く、ゲストのコメントに頷くだけではなく、きちんと突っ込んでいく姿は見事としか言いようがありません。しかし、“カレー”が好きというのはデブの飲み物=カレーという、あまりにも定番な話、まあこうした変化球を投げないところが安心できるところなのです。また、食べ物に対する「好き」「嫌い」がはっきりしていることは、見ていて気持ちがいい、食レポなどと言って提灯持ちの発言をする輩が多い世の中で、まずい・うまいを自分の視点ではっきり言うところが巨大オカマの持ち味なのです。銀座のママからカップ麺まで、マツコ視点で面白可笑しく見せてくれるこの番組は秀逸です。できれば、このテイストを保ったまま継続されることを望みます。

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