今日は成人の日、今年は125万人が成人。しかし、9年連続で総人口に占める新成人の割合は1%を割り込む、北九州のパリピ~聞いてるかな?

引用 石巻日日新聞

総務省の発表によると、今年成人する新成人の人口は125万人と推計されています。昨年に比べると2万人の増加らしいですが、総人口に占める新成人の割合は9年連続で、1%を割り込んでいます。100人いても1人二十歳の若者がいるかどうかの状態ということです。2019年における亥年生まれの総人口は1055万人で総人口1億2632万人に占める比率は8.4%。出生年別にみていくと今年72歳になる昭和22年生まれの人が最多で206万人、次いで昭和46年の196万人、この数字を見ただけでも十二支をひとまわりする度に人口が減少していったことがわかります。段々と“新成人”は希少な存在となっていくのです。

最初は新成人を励ます目的で始められた

■ルーツは埼玉県蕨市の青年団のイベント

日本で成人式が行われたのは、敗戦後間もない1946年11月22日、埼玉県北足立郡蕨町(現蕨市)において実施された「青年祭」が起源となっているというのが定説です。敗戦により虚脱状態にあった当時、次代を担う青年たちに明るい希望を持たせ励ますために、当時の埼玉県蕨町青年団長高橋庄次郎(のちの蕨市長)が主唱者となって青年祭を企画、会場となった蕨第一国民学校の校庭にテントを張り、青年祭のプログラムとして行われました。この“成人式”が全国に広まり現在の成人式となったと言われています。蕨市では現在も「成年式」と呼ばれており、1979年の成人の日には市制施行20周年、成人の日制定30周年を記念して同市内の蕨城址公園に「成年式発祥の地」の記念碑が同市によって建立されました。

■祝ってもらうから、自ら祝う時代に…

時は流れ平成最後の「成人の日」が明日やってきます。ド派手な衣装で有名になった福岡県北九州市の成人式は1月13日の今日北九州メディアドームで開催されました。北九州市の成人式と言えば「衣装がド派手」なことで有名になり、毎年、メディアから注目を集めています。今年の新成人は昨年より274人多い9770人で、成人式には7500人が参加しました。数年前からネットを中心に「修羅の国」「ヤンキー文化の街」などと揶揄される北九州の成人式。ここ数年の傾向としては女性はほぼ全員が振袖の晴れ着で、一部肩出し衣装の奇抜な姿も見られました。男性は、参加者の一部が中学校の校区などでグループを組み、名前などを染め抜いた横断幕を持参するド派手な衣装グループが多いのも特徴となっています。

一部地域の成人式が話題となるが、どこでも事情はいっしょ

■北九州や沖縄だけではない

成人式と言えば、北九州の衣装と沖縄の騒動が必ず取り上げられます。しかし、日本中どこに行っても成人式を迎えて「閉塞感」を感じている新成人はたくさんいるのです。日常的に『超高齢化社会』の話題が取り上げられ、将来的にはひとりの若者が2~3人の老人を社会保障で支えなければならないなどと、気の重い話しかないのです。「これから社会に出てもいいことないじゃん」と思えば、成人の門出くらい馬鹿騒ぎしたいと思ってしまうのかも知れません。事実、派手な格好している新成人男子に話を聞いてみると、通常はノーマルで、こんな格好は今日だけとの返事が返ってきました。女性も同じです、和服を着崩して襟元が見える状態で歩くグループに聞くと「お祭りだから、ハメはずしたい」「いつもは地味に暮らしてます」等、やはり成人式だけのパーティピープルのようでした。

■周囲の大人が希望を持たせなければ

北九州は筑豊地区で石炭の採掘が盛んな時代には積出港として栄え、昭和時代には日本の3大工業地帯のひとつとして名を馳せました。しかし、このところ元気がありません、これまで成人式の会場となってきたテーマパーク「スペースワールド」も閉鎖され、地域全体のポテンシャルが下がって来たのです。産業は衰えても、昔からの社会的習慣は残り港湾荷役から派生した反社会勢力の残党の方々が、今も地域の中で生き残っているのです。そうした背景から「修羅の街」などと言われているのでしょうが、この地区の若者は何に希望を持てばよいのでしょうか?地域の産業が衰え、街には負のイメージが付き、自分たちの未来が見えない。そんな若者たちが「成人式」でド派手な衣装で、その日を楽しんで何がわるいのでしょうか?そうせざるを得ない彼らのことを周囲の大人が理解することが大切です。「なんばしょっとか?」ではなく「よかよか、ちいさか事はよかけん。これからがんばりやい」そう言ってあげたいと思います。ご成人おめでとうございます。

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