くら寿司の不適切映像に思う、食の安全とモラル。そこのアルバイト君、ゴミ箱に捨てたその切り身、「自分で食べてみたら?」。

引用 くらコーポレーション

くら寿司を運営するくらコーポレーションは2月6日、大阪・守口市の店舗でアルバイト店員が不適切な動画を撮影、投稿したとして謝罪しました。動画には男性店員がまな板の上でさばいた魚の切り身を乱暴にゴミ箱に投げ入れ、再びまな板にの上に戻して調理するシーンが収められていました。さらに「きちがいではないって」とテロップも入り、撮影者と思われる別の男性店員の笑い声も収録されていました。投稿は24時間で消えるインスタグラムの「ストーリー」機能を使って公開され、ネット上では「不潔極まりない」「呆れてモノが言えません」などと抗議の声が殺到しました。

起こるべくして起きた不祥事

■会社の店舗管理の体制にも問題があるのでは?

くらコーポレーションは「お客様に大変不快で不安な思いをさせてしまい、深くおわび申し上げる」と謝罪し、再発の防止を約束しました。「当事者への対応を含め、法的に厳粛な対応を進めて参ります」と男性に厳罰を下す方針を示しています。SNSの発達により飲食業界では悪ふざけでいたずら動画をネット上に投稿する例が後を絶ちません。問題は単に不適切動画を投稿する軽薄な従業員だけにあるのではなく、そうした動画を上げる環境にあるということです。動画を上げる人間は、単に自分たちの行為を誇示するだけではなく、店舗に対するアピールの意味も含んでいるのではないでしょうか。

■類似の事故が起きることは危惧していた。

くらコーポレーションが出したお詫びの内容に「類似の事故が様々なチェーン店で多発しており、当社も日頃からその対応を懸命に行っておりましたが、力およばず同種の事件が起きてしまいました」と不祥事を防げなかった非力さを詫びています。ここで気になるのは、会社側では類似の不祥事が起きる危惧を持ちながら、今回の騒動に至ったという点です。各販売店舗の従業員管理の問題について、何か問題があったのではないでしょうか。どっかのどんぶりチェーンのようにワンオペでストレスが溜まっているとは言いませんが従業員が不適切な動画をアップする“何か”の原因が店舗にあったと考えられないでしょうか?

失うのは「信用」という大きな財産

■アルバイトを採用したのはくらコーポレーション

動画を投稿したのはアルバイトとされていますが、アルバイトがまな板を使い調理に関わわる環境にあったのでしょうか?悪ふざけする動画の内容からは、彼らの仕事の内容はわかりませんが、もし、彼らが包丁を握り客が直接口に入れる食材を調理していたとするならば、くらコーポレーションの責任は重大です。“くら寿司”の質のレベルが問われるからです、今回動画を投稿したようなアルバイト従業員が営業時間帯に接客営業をしていたとするならば、廃棄された食材を利用することよりも客側は不快に思うはずです。モラルの低いアルバイト従業員は「何をするか、わからない」と悪いイメージを持たれてしまうからです。

■長い目で見て対策を立てる必要がある

コンビニの冷蔵ケースに横たわるアルバイト、陳列されたパック食品を指で押す従業員、廃棄した食材を拾い調理するアルバイト…。いづれの店舗にもマニュアルがあり、食を扱う上でのルールが存在しています。それにも関わらず、くらコーポレーションが言う、“類似の事故”が起こってしまうのは何故なのでしょう。厳しく指導をすれば若いアルバイトなどは嫌気して止めてしまいます。「うざい」「めんどくさい」「客は神様か」等々、スタッフが集まらない店側としては、モラルが低い人材とわかっていても使わざるを得ない状況にあるのかもしれません。しかし、ルールは厳守されなければ客商売は成立しません、せっかくここまで積み上げてきた『信用』を失うことになるのです。人手不足と店舗運営の質の問題は簡単に解決することはできません。しかし、“やっていいこと”“悪いこと”くらいの区別は店舗に関わらなくてもできるはずです、ここはくらコーポレーションが言うように、厳罰を与えることで学習してもらう他にないのかも知れません。

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