豚コレラが発生!「殺処分」と言うけれど、当事者にとっては身を削ぐような思い。早い時期の鎮静化を望む。

引用 朝日新聞

岐阜県内で昨年9月以降、発生が相次いでいた家畜伝染病「豚コレラ」に関して、農林水産省では6日、愛知県豊田市の養豚場で飼育している豚で感染を確認したことを発表しました。また、この農場から豚が出荷された長野、岐阜、滋賀、大阪、愛知の5府県の農場でも感染が確認されたといいます。一連の感染拡大の中、岐阜県外の施設で発生が確認されたのは初めてです。豚コレラをめぐっては昨年9月、国内の施設では26年ぶりとなる発生が岐阜市内で確認されました。以降、岐阜県内の豚やイノシシの施設で計7例の発生を確認し、約1万頭の豚と22頭のイノシシを殺処分していました。

豚コレラとはいったい何なのか?

■人にとってもコレラは大敵

かつて人類の歴史上、伝染病は種の絶滅に関わる重大事でした。特に有名なものは“ペスト”“コレラ”“赤痢”などが上げられます、現代では医学技術が発達しこのような伝染病が大規模に発生することは無くなりました。しかし、旧来の病原菌ではない新しいウイルスによる感染が日常的に起こっていることも否定はできません。今回、豚ウイルスが26年ぶりに発生しました、人間にとってのコレラは通常、お腹がごろごろなり水のような下痢が1日20~30も起こり、急速に脱水症状が進み、血行障害、血圧低下、頻脈、筋肉の痙攣虚脱を起こし死亡に至ります。腹痛や発熱はなく、むしろ低体温となり極度の脱水によって皮膚が乾燥し、コレラ特有の老人のような顔になります。

■豚コレラは人間のそれとは異なる

豚コレラの症状は人間と異なり高熱を出し、結膜炎等の症状を伴います。潜伏期は一般に5~7日で食欲減退、高熱、結膜炎、便秘、ついで下痢となり、歩いてもふらつき起立できなくなります。体の後部は麻痺、四肢の痙攣や遊泳運動などの神経症状も見られます。体の表面には赤紫班が生じ、妊娠している豚は流産します。豚のほかイノシシにも感染し、その強い感染性から豚にとっては最強の伝染病と言えます。日本において豚コレラは家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されています、このため豚コレラが発生した場合には摘発淘汰が基本の防疫対策となるため、発見された感染豚は殺処分を逃れることはできません。

今回の豚コレラは拡大の様相を見せており危険

■岐阜県内での封じ込めには失敗

2月4日、愛知県豊田市にある養豚場で食欲のない豚が見つかり、国が検査した結果、豚コレラに感染していたことが確認されました。さらに、この養豚場を運営する会社が持つ愛知県田原市の別の養豚場でも、飼育されている豚の豚コレラへの感染が確認されました。豚コレラは岐阜県で感染が拡大しているほか、愛知県内でも昨年12月以降、野生のイノシシの感染が相次いで確認されていましたが、愛知県内の養豚場で感染豚が発見されたのはこれが初めてです。愛知県によると、今回の豊田市の農場からは先月から5日までに▽岐阜県に480頭 ▽長野県に320頭 ▽滋賀県に180頭 ▽三重と大阪府にそれぞれ80頭の合計1140頭の子ブタが出荷されており、感染の拡大が懸念されています。

■陸上自衛隊に災害派遣要請、事態は緊迫

感染の確定を受けて愛知県は6日、陸上自衛隊第10師団(名古屋市守山区)に災害派遣を要請しました。同日午前8時半からこの養豚場で飼育する6640頭の殺処分が始まりました、半径10キロ圏にある6施設の合計1100頭の出荷も禁止されています。殺処分は9日までかかる見込みで、12日には埋却や施設消毒などの防疫作業も完了する予定です。同県田原市にある養豚場の関連農場の豚147頭を検査したところ75頭に陽性反応が出たため、6日午後から関連農場で飼育する約1600頭の殺処分も始めます。また、岐阜県も6日、恵那市岩村町の養豚場で感染が確認されたと発表しました。岐阜県は陸上自衛隊に災害派遣を要請、約4000頭の殺処分を進めていきます。農林水産省は岐阜市に現地対策本部を発足。小里泰弘副農水相は岐阜県庁を訪れ、古田肇知事に「我々の想定を超えた憂慮すべき事態となった」と述べ、県に対して国の飼養衛生管理基準の徹底などを強く求めました。

 

陸上自衛隊に災害派遣の要請が出され、岐阜や愛知は大変な状態になっています。しかし、報道では「豚殺処分」の簡単な報道で終わっています。豊田市の約6000頭、岐阜県の約4000頭、1万頭以上の豚が殺処分されるのです。大変なことです、こう考えてください

「豚ではなくて人」、どうですか?1万人の人が死んだと考えたら…。

 

 

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