「袋麺離れ」と言っても、手間の問題だけじゃない!袋麺の良さをアピールできないメーカーにも問題がある。

引用 サッポロ一番

現在、インスタントラーメンが年間でどのくらい食べられているか知っていますか?世界ラーメン協会の調べによると2017年に世界中で消費されたインスタント麺はなんと1001億食に及び、日本は中国、インドネシアに次いで3位で、年間56億6000万食が消費されています。世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」(1958年)を発売したのは日清食品で、発売から60年を超えた今でもロングセラー商品として認知されています。今や定番商品だけではなく、多くの新商品が食品メーカーから発売され、日本の即席麺市場は緩やかながらも、なお拡大を続けています。

地球食となった即席麺、発祥国の日本は消費第3位

■カップめん市場は伸びているが袋麺は減少

しかし、近年の即席麺市場に異変が起きています。カップ麺は2017年には37憶500万食を記録しているのに対して「袋入り」の即席麺は4年連続で前年を下回り、16億6770万食(2017年)とカップ麺の半分以下の量に落ち込んでいます。なぜ「袋入り」が低迷しているのか、その理由は“若者の袋麺離れ”が挙げられます。「カップ麺はいつでもどこでもお湯を注ぐだけですぐに食べられる簡便性がある一方、袋麺はどうしても麺をゆでたり鍋や器を用意したりと調理に時間と手間がかかります。そのため、特に若い人たちは不便さを感じて、袋麺からカップ麺へのシフトが年々進んでいるのです」(調査機関の報告)、袋麺減少の原因は「手間」とされがちですが、単に手間の問題だけで需要が減っているとは考えられません。

■手間や価格の問題だけではない

最近ではレンジを使って袋麺を気軽に食べられる「ラーメン調理器」なども100円ショップで売られています。しかし、商品によっては完成品の味や麺の食感にムラが出てしまいます。さらに若い層から袋麺を遠ざける一因となっているのが「パック販売」です、上位ブランドの袋麺は通常5食1パックで売られていますが「同じ味ばかりで飽きる」と言った不満が出て来ています。袋麺販売でトップブランドの「サッポロ一番」を擁するサンヨー食品はこうした声に応え、定番商品だけではなく限定商品の個食販売を実施したところ売り上げを伸ばしました。しかし、バラ買いがセットと比較した場合、割高になることもありカップ麺と同等には売れていません。

袋麺でしか”できない”ことがある

■各社が試みる新たな”食べ方”

カップ麺は「お湯を入れるだけ」なのですが、それ以上のことができないとも言えます。チキンラーメンは昨年、若年層をターゲットに貝(キムチ)付きの袋麺「チキンラーメンアクマのキムラー」を発売したところ、ウェブやSNSと連動させたキャラクターのプロモーションなども話題を呼んで、一躍ヒット商品となりました。「サッポロ一番」も昨年、“このひと手間がアイラブユー”をキャッチコピーに、アレンジレシピを紹介して袋麺の新しい食べ方を提案したり、夏には「冷やしサッポロ一番!」キャンペーンを展開するなど、主力ブランドの再強化に乗り出しています。また、日清食品では「お椀で食べる」シリーズを発売、好評を博しています。まるで“お吸い物”のようにお椀に麺と具材を入れて3分待つだけ、スープや味噌汁替わりにおかずの足しに食べる層も増えているようです。

■袋麺の代表選手は「棒ラーメン」

袋麺の活性化ポイントはまだまだ増えていきそうです。私的には「マルタイ」の棒ラーメンを頻繁に食するため、袋麺は“なくならない”と実感しております。マルタイの棒ラーメンは北部九州地域住民の方には慣れ親しんだ商品なのですが、関東地区では知名度は低い商品です。要は、ソーメンのようなラーメンなのです、しかし棒ラーメンでなくてはならない特性があるのです。博多ラーメンは“固めん”か“軟めん”を選択することができます、この麺の微妙な食感を調節するためには、ソーメン状の乾麺でなければならないのです。「自分好みの固さ」を作り出すためには袋入りの乾麺である必要があるのです。また、夏場になると『冷麺』としていただきます、この食べ方は数十年前から袋の裏面に書いてあったような覚えがあります。手間を惜しんでカップ麺を啜る場面もあれば、自分の時間を袋麺調理に使いたい時もあるのです。最近では袋麺を調理して食べされてくれる「袋麺ラーメン屋」が流行っているそうです、袋麺+(ひと手間)に「ほっと」するのではないでしょうか。

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