今がさいたま!住みたい街でも人気急上昇。あれこれと話題に上るさいたまを考えてみる

引用 埼玉県

2019年の「住みたい街」で埼玉の大宮が4位、浦和が8位にランクイン。横浜・恵比寿・吉祥寺に次いで大宮が人気の街として選ばれたことに注目が集まっています。先日公開された「翔んで埼玉!」も大ヒット、街の魅力、特産物、グルメと多方面で話題となっている『埼玉』、今が旬となった埼玉の“あれや”“これ”を考えてみたいと思います。

埼玉といっても南北東西に広大に広がるエリア

■大宮と浦和は埼玉のほんの一部

地図を見ながら「ああ、ここも東京都だったのか」そう思うことは日常茶飯事です。同じように埼玉も広く、一般に知れらていない地域もたくさんあります。熊谷は「日本一暑い街」として名が知られています、また所沢は西武ライオンズの本拠地、秩父は秋篠宮眞子さまがデートしたことで脚光を浴びました、では加須市・久喜市・北本市・日高市・ときがわ町・鳩山町…、ご存知ないでしょう。そうなのです、埼玉、埼玉、騒いではいますが基本的には東京のベッドタウンとして人口が増加してきた地域、京浜東北線の沿線にある市町、川口、浦和、大宮といったエリアだけが注目を浴びているのです。

■次いでで語られるムーミンバレーや三井アウトレットパーク

「いやいや埼玉はそれだけではない!」と次に話題となる地域として注目されているのが飯能市に3月16日にオープンする「ムーミンバレーパーク」や深谷市に2020年に開業が予定される「(仮称)花園プレミアムアウトレット」(日本最大級のアウトレットとキューピーによる野菜をテーマにした複合施設)です。しかし、飯能市にムーミンパークが決定したのは市の70%が森林が占めており「ムーミンの郷に相応しい」というのが理由のようですが、特に飯能市でなくてもと思われます。アウトレットに関しても同じように、施設建設のための立地条件がそこに揃っていただけと言えます。こうした施設が増えたところで“埼玉の魅力が増した”と言えるのかは疑問です。

歴史的な対立もあり、自己顕示欲の強い大宮と浦和

■大宮と浦和の対立が“さいたま”のイメージを作ってきた

大宮と浦和の対立は政治的な主導権争いに端を発しています。主に県庁をどちらに置くかの駆け引きは明治時代から続いており、合併して自治力の強化を図ろうとする動きも古くからありましたが、どちらも折り合い事はなく、幾度となく頓挫してきました。しかし、平成13年5月1日に浦和市・大宮市・与野市の3市が合併してさいたま市が誕生しました。これにより総人口が約130万人となり、全国で13番目の政令指定都市となったのです。合併後も旧大宮地区と旧浦和地区の住民間には感情的に敵対心があるように喧伝され、テレビ番組の企画などでも大宮VS浦和と言った、住民の意識を煽るような風潮が続いています。今回、住みたい街で大宮と浦和がベスト10にランクインしたことにより、さらに両地区の対立関係を際立たせようとする番組も見受けられます。

■さいたまが問題なのではなく、東京のベッドタウン化が問題

住みやすい街に住む人たちは“どこ”で働いているのでしょう。埼玉の昼間の流出人口は83万人のぼり、そのほとんどが東京都内で働いているのです。大宮とか浦和とか言ってはいますが、基本的には東京へ通勤する視点から見た両エリアの“住み心地”が問題となっているのです。周辺が煽っているような『埼玉愛』などから論議されているのではないのです。「翔んで埼玉」が面白いのは出身県に執着がある人たちがいて、自分たちが住む地域を馬鹿にされることに対抗するという構図があるからです、実際には“東京通勤移民”の増加にともない純粋埼玉人が減っており、周囲が持て囃すような『埼玉愛』は失われつつあるのです。ムーミンパークを作ろうが、アウトレットが出来ようが大きな問題ではないのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA