夜の銀座にハクビシンが登場!あまり知られていない都心部に住む野生動物の実態。

引用 FNN

東京・東銀座駅に直結している歌舞伎座の地下のエスカレーターにハクビシンのような小動物が現れ、通行する人々を驚かせました。偶然通りかかった人が撮影した24日午後10時ごろの映像では、鼻筋に白い線の入った小動物がエスカレーターを駆け上がったり駆け下りたりしています。東京メトロ東銀座駅の駅員が駆け付けて捕えようとしましたが、逃げられてしまいます。その後、駅員から「タヌキを捕まえた」と小動物は警視庁に引き渡されました。また、捕まえる際に駅員が噛まれて病院に運ばれたということです。動物を保護した警視庁は25日、種類を特定して、適切に対処するといいます。

ハクビシンとは何者なのか?

■日本各地に生息するハクビシン

ハクビシンは本州から九州にかけて断続的に分布していて、日本で初めて確認されたのは1943年の静岡県浜名郡での狩猟記録です。1952年以降は国の狩猟統計にも登場しています。静岡県では1965~1966年に急増したとされており、1972年時点での分布に関するアンケート調査があります。関東地方では1958年の神奈川県山北町での記録が初めてです。東京都では1980年に八王子市で初めて報告され、現在では山手線沿線で夜間に目撃されることがあります。長野県では1976年に県の天然記念物に指定されたこともありました。(1995年に解除)

■ハクビシンは外来生物ではない

これら日本のハクビシンが在来種なのか外来種なのかは確定していません。江戸時代に記録された「雷獣」とされる動物の特徴がハクビシンに似ているため、江戸時代には既に少数が日本に生息していたとする説や、明治時代に毛皮用として中国などから持ち込まれた一部が野生化したとの説が有力です。根拠としては、日本国内においてジャコウネコ科の化石記録が存在しないことや、中国地方や九州に連続的に分布していないことが挙げられます。しかし、どこから個体がやってきたのか、またその時期に関しても不明です。環境省は「移入時期がはっきりとしない」という理由で、明治以降に移入した動植物を対象とする外来生物法に基づく特定外来生物に指定はしていません。このためハクビシンは駆除対象にはならず、鳥獣保護法により、狩猟獣に指定されています。

街中に棲んでいるのはハクビシンだけではない

■たまたま目撃されたのがハクビシンだった

街中のエスカレーターを上下に逃げ惑うハクビシンの姿は、野生動物が街中に迷い出たように見えたかもしれませんが、実は街中に巣くう野生動物も増えてきているのです。ハクビシンもそうですが、イタチやタヌキがスーパーや百貨店の食品コーナーなどに出入りしている例はたくさんあるのです、スーパーなどで朝の出勤時に冷蔵ケースの周辺に食べ散らかされた魚のパックを見つけたとか、ハムやソーセージが廊下に散乱していたなどの被害が出ているのです。その犯人が、街中に棲みついた野生動物のこともあるのです。子供向けの絵本ではありませんが、都会のネズミと田舎のネズミのように“餌の豊富”な都会で暮らす野生動物も出てきているのです。

■将来的には街中の野生動物は当たり前になるかも

線路沿いの街灯の下でイタチやタヌキを見かけることがあります、目の錯覚かと思ってしまいますがそうではありません。夜行性であり注意深い彼らは、昼間は人目に触れないだけなのです。奈良のシカのように人間と共生することはありませんが、知られないように人間の生活域に入ってきていることは間違いありません。たまたま、地下鉄のエスカレーターで視認されれば捕獲されて仕方ありませんが、銀座周辺には他にもたくさんの野生動物が生息している可能性があります。築地の移転に伴い大規模なドブネズミの移動が起こると言われていましたが、築地市場の移転後はニュースで取り上げられることもなくなりました。しかし、数万を超えるというネズミが忽然と姿を消すわけもなく、築地から銀座界隈にかけては、いまだに生息しているはずなのです。そして、それを捕食する天敵が存在するのかも知れません、ハクビシンは好物は昆虫や果物なのでネズミを捕らえることはないと思いますが、キツネやタヌキならネズミを狩ることも考えられます。近い将来、銀座の路上でゴミを漁る、キツネやタヌキを見ることになるかもしれません。

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