「平成の空気」が完売!へいせいではなく“へなり”が本当らしい、しゃれ以外に意味があるのか?

引用 ヘソプロダクション

「平成」の終幕を惜しみ、岐阜県関市平成(へなり)地区の空気を詰めて売り出された缶詰め「平成の空気」が、完売していたことがわかりました。缶詰を企画した会社は「予想以上の人気だった」と驚きを隠せません。元号がまだ平成だった4月22日、平成地区にある「元号橋」の上で地元の人たちが缶に空気を詰め、売り出されました。価格は1缶1,080円。企画した大阪のヘソプロダクション(大阪市)の稲本ミノル社長によると、発売後、問い合わせが相次ぎ、海外からも取材の申し込みがあったといいます。600個限定の予定でしたが、人気を受けて増産、販売を予定していた約950個を完売しました。

「平成の空気」を販売したのは平成(へなり)の住民

■単に空気を買うと思うのなら売れてはいない

缶の中身は「空気」お金はかかっていませんが、缶の材料費などで儲けはないと稲本社長は説明します。関市の地元には「どこにでもある空気を売るのは詐欺ではないか」という苦情も寄せられました。しかし、地区や周辺住民の有志で地域おこしに取り組んできた方々は「缶詰は元号橋で地元の人たちが思いを込めて、正真正銘の平成の空気を詰めた」と反論します。当初、稲本社長も「賛否両論あると思う。売れ残ったら倉庫で保管する」と話していましたが、予想外の完売となりました。「モノが氾濫している時代に、モノよりコトを消費することに重きを置く人が買ってくれたのだろうか」と推測します。ただの空気に多くの人が価値を見出したことは、見えないものに、それぞれが意味づけをして「何かを」得たということなのでしょう。

■缶には平成フィーバーに沸いた「へなり」の空気が入っている

「平成の空気」は最終的に缶詰を約1千個つくり、販売せずにとってある分があります。稲本社長は10年後くらいに缶詰を持って平成地区を訪ねたいと思っています。「地元の人たちと一緒に開けたい」そう稲本社長は語りました。「昭和」から「平成」へと元号が改められた際、読み方は違っても全国唯一元号と同じ漢字の地名とあって平成(へなり)の名は一躍脚光を浴びました。改元の翌日からは、元号と同じ地名の場所を一目見ようと、観光客とマスコミが連日ごった返する平成フィーバーが起こりました。平成とともに歩いてきた元号「平成」がある町で、日本平成村のスタッフの協力の元、本物の平成への想いを残すモノづくりプロジェクトとして「平成の空気」は作られたのです。

モノを売ることよりも“コト”の重要さを感じてもらいたい

■缶に入った五円玉と空気、そして…

平成元号と同名の平成(へなり)地区に、当時の改元を記念して建造された「元号橋(昭和から平成への架け橋)」。平成最後の空気缶「平成の空気」は、ここ日本平成村の元号橋の上で「平成最後の空気」を缶に採取し「令和」時代でもよいご縁があるように祈りを込め「平成の五円玉」を入れ、空気と五円玉を密封した缶として、日本平成村のみなさんとヘソプロダクションのスタッフが手作業で制作しました。ある意味、日本で一番“平成”にこだわりを持った地区のみんさんが製作した缶詰ですから、空気や五円玉だけではなく地元の「平成」を想う気持ちも入っています。

■この地だからこそ残ったエピソードを缶に詰めて

平成30年12月頃「平成」の終わりにヘソプロダクションらしい「平成」のモノづくりができないかと稲本社長は考えていました。「平成」という文字だけでは語り尽くせない激動の一時代を何で表現するのか、簡単に答えは出ませんでした。そしてたどり着いたのが「平成の空気」だったのです。しかし、何処の空気を採取することが今回の企画に相応しいのか、なかなか答えを出すことができませんでした。そんな時、テレビのニュースで岐阜県の「平成村」が取り上げられていたのです。このニュースで平成への改元時に平成村で起こった平成フィーバーを知り、採取先とすることを決めたのです。“同じ地名”だったことが、この地域の何かを支えてきたことは事実ですし、時代が変わっても忘れられないことはたくさんあるはずです。「空気」を売るなんてと、単なる洒落だと考えないでください缶の中には同地区のみなさんの『平成に寄せる想い』が詰まっているのです。

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