土曜の朝はNHKの「大草原の小さな家」、ドラマのチャールズ父さんは古き良きアメリカそのものです。

引用 NHK「大草原の小さな家」

最近のNHKでは旧放送作品を目立つ時間帯でやっています。朝ドラの前の「おしん」そして、土曜日、朝8時30分からの「大草原の小さな家」。このドラマがNHKで放送されたのは1974年が初めてでした、既に45年が経ったことになります。シリーズは第9シーズンまで続き全206話が放送されました、NHKでは1983年まで約10年に渡って放送されました。50代以上の方々は、ほとんどが記憶にある番組ではないでしょうか、物語は実在の人物“ローラ・インガルス・ワイルダー”の自叙伝的小説を原作にしています。開拓時代のアメリカの一家族の生活が描かれます、最近のテレビシリーズにはないアメリカの古き良き姿がそこには見られます。

大草原の小さな家は家族愛の物語

■今回は“インディアン”のお話

本日の放送では“インディアン”が登場しました。放送時の内容では妻のキャロラインがインディアンに対して嫌悪を示す演技を行っていたとして、原作のインガルス家とは違うなどとされていたそうですが、今日の内容を見ると“さすがインガルス”と言ってしまいます。ストーリーは、春になり一家で大きな町に出かけた帰路、一家はスー族を追う保安官に出会います。彼は最後の一人となったスー族の首長を追っていました「この風だと猛吹雪が来るぞ」と一家に警告、チャールズは「もう春なのに」と思いますが、その後、猛吹雪が襲来し、彼らは山の麓の空き家に非難します。食料を求めて外に出たチャールズは吹雪の中、倒れてしまいます。残されたローラやメアリーが待つ空き家には馬を失った保安官がやってきます。倒れたチャールズを助けたのは保安官が負うスー族の首長で、彼は保安官がいることも知らず、チャールズを空き家に連れて行くのですが‥‥

■子供の教育には敏感

このドラマのすばらしさは一話で物語が完結していることです。子供たちの成長を軸に長編シリーズとして製作されたことは間違いないのですが、どの回を見ても、その回だけしか見なくても十分にドラマを楽しむことができます。今回も吹雪に閉じ込められて、食料が枯渇していく中、チャールズ父さんは夜を徹して狩りに必要な“かんじき”作ります、「なにかやっていると空腹を忘れるから」というチャールズは、そのまま狩りに出ようとします。その際、キャロラインが「何か食べていかないと」と呼び止めます、これにチャールズは「おなかはすいてない、最近太ったから」「僕の分は子供たちにあげて」と答えます。この場面だけでも“どんだけ家族愛に満ちとんのや!”と思ってしまうのです。

チャールズ父さんは強き良きアメリカの父さん

■どうして、こんな人が保安官?

チャールズが狩りに出ている間に馬を失い半死半生の状態で保安官がローラたちの小屋に助けを求めてきます。キャロラインは凍傷になりかけた保安官を助けます、回復した保安官はローラとメアリーに、どれだけインディアンが酷いことをしたかを“歴史”として話しますがキャロラインは保安官を止めます。この場面では、インディアンに対する迫害を良しとしないキャロラインの態度が描かれ、「そう思う人間」と「思わない人間」がいることを子供たちに伝えます。

■次週もお楽しみに

チャールズを助けたスー族の首長は彼を連れて小屋に入ります、そこには保安官がいて彼らに銃を向けるのです。いったんは捕らえられたスーの首長は自力で逃げ出します。しかし、食料が無いこと知っていた彼はチャールズが仕留めていたシカを運んで来るのです。
「小屋で温まっていけば」と言うチャールズの言葉に無言で首を振り、立ち去ろうとする彼を保安官が見つけ銃を放ちます。倒れるスーの首長、とどめを刺そうとする保安官を殴りつけてチャールズは叫びます「俺たちのために食べ物を届けに来たんだ!」。小屋に運ばれたスーの首長は回復しますが、保安官の部下が保安官を探してやってきます。彼らは「スー族を見かけませんでしたか?」と尋ねますが、保安官は「見なかった、居留地に戻ったんだろう」と答え、小屋にスーの首長をおいたまま立ち去ります。最後に保安官が「今度、俺が吹雪が来ると言えば信じるだろう」と言うと「その時が7月でも信じるよ」とチャールズは笑顔で返します。わずか50分の間に、これだけの内容が詰まっているのです、昔のテレビドラマは良く出来ています。泣けたのはスーの首長がシカを持って戻ってくる場面と、最後の保安官とチャールズのやり取りです。どうですか?ここには古き良きアメリカがあると思いませんか。

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