私的視察の森田千葉県知事、台風被害が気になり“自宅”を確認に。そうでしょ? 視察なんかしてないでしょ。

引用 おれは男だ!

千葉県南部を中心に停電や断水などの甚大な被害が出た台風15号では千葉県の初動対応の遅れが批判されていましたが、森田健作知事は台風上陸当日の9日、県庁には登庁せず、翌日10日には県東部の芝山町にある自宅に立ち寄っていました。これを週刊誌で問題にされると森田知事は会見で「私的に視察していた」と釈明しました。話としては面白いのですが、台風直後、県民が被害対策に追われているなか中枢での対応ではなく「視察」を優先させたとする森田知事の言い分に千葉県民は納得するのでしょうか。台風15号は9日早朝に千葉県に上陸し、暴風によって送電線の鉄塔が多数倒壊しました、これにより県内で最大64万世帯が停電し、復旧まで半月以上を要した地域もありました。断水も8万戸にのぼり県の情報収集の遅れや、被災自治体への職員派遣も遅れている最中の出来事でした。

ご本人は「公務」と言い張るのですが…

■別荘じゃなくて自宅だよ

千葉県秘書課によると、森田知事は9日には終日登庁せず公舎で対応にあたっていたということです。当日は、早い時間帯に暴風圏は通過し登庁には支障はなかったはずでした。また、翌日10日午前は災害対策本部の会合などに参加した後に退庁しました。午後からは公用車で県東部の富里方面に向かったと秘書課は説明しました。7日発売の週刊文春は「台風被害の最中に公用車で別荘疑惑」として、富里市に隣接する芝山町にある別荘に立ち寄っていたのではないかと報じました。後の記者会見で森田知事が説明したように、芝山町の別宅は“自宅”であり、文春が指摘した“別荘”ではありません。しかし、自宅が心配だからと公務を放っておいて「視察」と言い訳するのはいかがなものかと思われます。

■後々、役に立つ行為

森田知事は7日の定例記者会見で、公用車で自宅方面に向かったことは認めました。自宅で私用車に乗り換え、富里市や酒々井町など県東部の被災状況を30~40分ほど車中から視察し、知事公舎に戻ったとしています。実際に被害地域に私用車で乗り入れ、救助や作業を行う車両の妨げになったりすることは考えなかったのでしょうか、ご本人はこうした視察が「後に役立つ」としており、以前もやっていたと述べています。被害が大きかったのは県南部でしたが、森田知事は自宅がある県東部に公用車で向かいました。その理由については「東の方は、県が情報を取っているとのことだったので、酒々井や宮里をプライべートでも、車の中から見たいという思いだった」とし「公用車で行くと地元の市議などの足かせになる」と説明しました。

首長不在では行政の責任は果たせない

■どう言ったところで言い訳

森田知事はテレビドラマ「おれは男だ!」で知られる俳優出身の知事です。しかし、会見では顔をしかめたり、ため息を漏らし、昔の爽やかさのかけらもありませんでした。10日の日程に関する質問が集中すると、声を荒げ、質問を遮るなど、落ち着きのない態度を取りました。当時の森田知事の行動に対しては県知事経験者や有識者らから「災害における首長の取るべき行動に対する認識が甘い」と非難の声が上がっています。みなさんが口を揃えるのは「避難対策本部を立ち上げた場合、県知事は最高責任者として県民全体のために県庁で陣頭指揮にあたるのが当然であり、災害対策本部に詰めていなければならない」とする首長の責務です。

■「おれは県知事の森田だ!」って感じですか

家来を連れて現場を回り、何事かあれば印籠を出して解決するのは「水戸黄門」の世界だけのこと、森田知事は私用車で“お忍び視察”と説明していますが、情報収集は知事の仕事ではありません。誰がどう考えても「自宅がどうなっているか心配だった」としか考えられません、まあ、その点に関しては公人・私人の別なく当然なのですが、確認を自身で行ったのは大きな間違いです。県民の生活を預かる行政の長が県民を放っておいて私事を優先することは許されません。「おれは森田だ!」ではいけないのです「おれは男だ!」と言いたいのであれば、自分のことは少々、我慢して県民の心配をすべきでした。見苦しい言い訳をするよりも、潔く知事としての仕事を放棄していたことを謝罪すべきです。森田知事、砂浜を竹刀を持って走り大いに反省してはいかがでしょう。

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