「ながら運転」厳罰化!事故に遭った被害者の気持ちが本当に伝わるのか?問題は運転者の注意を喚起すること。

引用 クリッカー9周年

今朝の報道番組は、どこの局でも「ながら運転」の厳罰化が取り上げられ、1日から始まった取締りの下で運転者がどう対応しているかを取り上げるところがほとんどでした。この罰則強化の裏には「ながら運転」で息子さんの命を奪われた父親の懸命な活動がありました。携帯電話などを使いながら運転する、いわゆる「ながら運転」はスマートフォンの普及に伴い年々増加し、平成30年の一年間には2,790件もの事故が携帯電話関連で起きています。しかし、その事故内容には通話時の事故だけではなく、ゲームやメールと言った運転中に“ながら”でやれば危険性が高まることが分かり切った事例が数多く含まれているのです。

名古屋の則竹さんを襲った不意の出来事

■息子を奪われた親の一念

愛知県一宮市の則竹崇智さんは3年前に、当時9歳だった次男の敬太君を「ながら運転」で失いました。2016年10月、一宮市の交差点で敬太君はトラックにはねられ死亡、運転していた男はスマートフォンでゲーム「ポケモンGO」をしていました。事故直後の則竹さんの発言です「『ポケモンGO』かよというのが正直です。本当にはらわたが煮えくり返る腹立たしい事件だと思っています」。自分の息子がゲームに夢中になっていたドライバーに轢かれて死んだのです。もっともな言葉だと思います、「煮えくり返る」どころか加害者を殺してやりたいと思ったことでしょう。この事故の直後から則竹さんは厳罰化に向け活動を開始します。

■はらわたが煮えくり返る想い

則竹さんは国家公安委員長へ要望しました「悲しい悲劇が繰り返されないよう、厳罰化に向けてお願いしたい」しかし法改正には時間がかかり、事故のおよそ半年後に迎えたトラック運転手の男の判決は「禁固3年」でした。執行猶予のつくことの多い交通事故判決では異例の実刑判決となりましたが「被害者からすれば、これは一つの命を考えたときに禁錮3年というのは、あまりにも天秤にかけた時に軽すぎるな、というのが率直な意見」と則竹さんは心情を吐露しました。則竹さんは、その後も「ながら運転」の厳罰化に向け、全国で講演をするなど活動を続けました。

まだ、この問題はスタート地点についただけ

■量刑の問題ではないが、被害者の想いを…

事故から2年半後の今年5月、罰則を強化した改正道路交通法が可決されました。法改正では、事故を起こした場合、現在の「3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」から、「1年以下の懲役または30万円以上の罰金」に引き上げられました。また、違反点数も2点から6点に引き上げられ、即免停となります。事故から3年、毎日欠かすことなく、事故現場を訪れ、敬太くんに話しかける則竹さん、命を奪う重大な手抜き運転への代償はこれで気が済んだのでしょうか?奪われた命を償う対価は数年の懲役や数十万の罰金では補いようがないことは誰の目にも明らかです。

■これを機に運転時に注意を怠らないよう心掛ける

車が引き起こす惨事の原因はスマホだけではありません、池袋で主婦の命を奪った高齢者の運転ミスも同じように不条理な事故を招きました。原因がスマホであれ、老齢による運転ミスであれ、他人の人生を変えてしまうような惨事を引き起こすのです。ハンドルを握る場合には、凶器になるかもしれない車を扱っている認識を持つことが重要です。そして、運転者に起因する原因によって被害者が出た場合には、運転者を厳罰に処するべきです、当然に状況によっては死刑の場合もあってしかるべきです。運転者が注意を怠ることは社会的に重大な罪であることを刑法をもって知らしめるべきなのです。則竹さんが望む厳罰とはそういうのもでしょうし、被害者家族の望む刑罰とはそのようなもののはずです。しかし、感情を優先して極論に走るわけにもいけません。今回の「ながら防止策」である法改正を再認識して、大いに運転時には注意を喚起したいものです。

 

 

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