今年の「どんたく」「山笠」中止!博多のみなさん元気してますか、来年は5月にパレードして7月には山笠を舁いてください。

引用 西日本新聞

5月3日、4日は例年なら「博多どんたく港まつり」が福岡市内で開催され、200万人を超える観光客が祭りを楽しんでいたはずです。しかし、今年はコロナウイルス禍で祭りは中止、悪天候以外でパレードを中止するのは1962年以降で初めてとなるそうです。古くは江戸期に起源すると言われるどんたくですが、第二次大戦後1956年5月に「博多復興祭」として空襲被災後の瓦礫の中、子供山笠とともに松囃子どんたくが行われました。翌年の1947年からは福岡市・福岡商工会議所・商店会代表・市民有志らによって博多どんたくが5月24日、25日に開催され、3台の花電車に16カ所の仮設舞台と、現在のどんたくの形式が誕生したのです。今年はどんたくだけではなく、既に山笠の中止も決定しています。博多のみなさん、どうお過ごしですか?

福岡市民の祭り「どんたく」

■博多は、ごく狭い範囲

テレビなどで福岡県出身の有名芸能人が出演すると「博多のご出身ですね?」と問われ「はい」と臆面もなく答える方がいらっしゃいますが、本来“博多出身”と言えるのは福岡市博多区のご出身の方、タモリさんは南区、博多花丸さんは早良区、なかなか博多区の出身の方はいないのです。東京で言えば“代官山”「どちらにお住まいですか?」「代官山ですけど」、しかし実際の住所は猿楽町か恵比寿だったりするのがほとんどなのです、代官山のエリアはごく狭いものなので、住所が“代官山”は稀なのです。同様に『博多』の出身は、基本的に“福岡市内(中心部)”の出身とエリア的には考えたほうが良いと個人的には考えています。そんな「博多」の人たちを中心とする福岡市民の祭りが『どんたく』なのです。

■みんなの祭り、それが「どんたく」

今ではバスに変わってしまいましたが、どんたくの当初は市内を走る路面電車に装飾が施され“花電車”として市中を走り、天神を中心とするあちらこちらに仮設舞台が出来て、演芸が披露されました。大通りでは多くの団体がパレードを行うようになり、今では観光客は200万人を超えます。リオのカーニバルのようにコンテストが行われる訳でも、特別な山車があるわけではありません。“みんなが集まってお祭りを盛り上げる”みんなが参加できて、みんなが楽しめる「祭り」なのです。毎年、200万をこえる人が集まるどんたくの魅力とは「集う」楽しみ・喜びなのではないでしょうか、今年はコロナ禍で集まることが禁じられ、なんとなく息苦しい感じですが、また、来年のどんたくで会いましょう。

博多の祭り「博多祇園山笠」

■山笠は町内行事

どんたくが福岡市民の祭りなら“山笠”は「博多の祭り」と言えます。祭り集客ランキングでは300万人を集客し、日本一の観光客数を誇る祭りとなっています。しかし、その博多祇園山笠も既に中止が決定しています。戦後に山笠が中止されるのは昭和23年に再開されて以降、初めてのこととなります。その起源が『疫病退散』の為の奉納行事と言われる山笠がコロナ禍で中止になるのは皮肉としか言えません。これだけ話題になる山笠ですが、福岡市が主催しているわけではありません。山笠は櫛田神社の氏子たちが行う奉納行事のひとつであり、地域の住人たちが伝統的に行ってきた町内行事なのです。このため当事者として祭りに参加できるのは、原則として地域住民および地域出身者のみです。こうしたことから『博多の祭り』と言ったのです。

■山笠があるけん博多たい!

観光客が300万人を超える「町内行事」、面白いと思いませんか。山笠の山、舁き山は全部で7町区から形成され、櫛田神社を出発点とするタイムレースが博多祇園山笠です。1トンを超える舁き山を水法被に締め込み姿の男たちが担いで博多の街を走り抜けます。原則として地域住民しか参加は許されていませんが、年々、地元在住者(博多っ子)が減少し、ゲストで迎える形で人を集めているのが現状のようです。しかし、博多地区で育った生粋の“博多っ子”にとって山笠は「何ものにも代えられないもの」なのです、例年なら7月が近づけば、上川端や下川端では長法被姿の地元の方が詰め所で酒を酌み交わす姿が見受けられます。「山笠があるけん博多たい」なのです、今年は“ミツ”のために閑散としていますが、来年は勇壮な舁き山を見たいものです。頑張ろう博多!

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