居眠り説明に、説明データの間違い、そして「イージス・アショア」計画停止。山口、秋田を止めるなら沖縄の辺野古はどうするの?

引用 アゴラ

昨年の今くらいに開かれた秋田市でのイージス・アショアの配備をめぐる地元説明会で、驚きのひとコマが起こりました。立ち上がり質問する住民が奥を指さして「一番奥の右の人」「あなた居眠りしてでしょ」「何を考えているんだ!我々の人生がかかっているんだぞ」と怒号を飛ばしたのです。この報道を見て呆れた人は多かったのではないでしょうか、飛来するミサイルから日本本土を守る名目で導入されるイージス・アショアの説明会、参加した住民にとっては自分の頭上でミサイルが爆発するかも知れないという話をしているのに、説明する側が寝ていたのでは、怒らずにはいられません。

数千億を投入した防衛計画にしては杜撰な説明

■説明資料も間違っていた

また、秋田に配備される「イージス・アショア」に関する調査報告書では、山の標高が実際と異なっており、岩屋毅防衛相は記者会見で、職員が山頂ではない付近の数字を山の標高と誤って認識していたと説明しました。誤記載があったのは本山の山頂の標高、実際は715メートルのところを712メートルとしていました。高所から飛来するミサイルを迎撃するには、わずかな狂いも許されない厳密な軌道計算が必要とされる筈です、その基礎となる周辺の地形すら十分に把握できておらず、あまりにも杜撰な防衛省側の対応に地域住民が不安を覚えるのは当然のことです。

■自分ちの隣じゃないから

自分の家の隣に基地があれば考えるのだが、遠くの関係ない土地だからいいでしょう。常に防衛問題では、そんな安易な考えが聞こえてきます。沖縄では終戦以降、長きに渡り戦闘兵器の落下や騒音の問題に悩まされてきました。現在も沖縄県民は辺野古への基地移設には同意していません、日本政府は沖縄県民の意思に反して基地配備計画を進めているのです。これに対して我々、日本国民は何らかの声を上げたでしょうか?イージスの問題と同じように沖縄の基地問題は莫大な費用と期間を必要としています、今も、解決せずに強引に基地建設計画は進行しています。「家の隣じゃないから」いいのでしょうか?

山口、秋田は止めても沖縄は別

■期間と費用がかかる

河野太郎防衛相は6月16日の衆院安全保障委員会で、地上配備型迎撃システム「イージスアショア」配備計画に関して停止を発表しました。「導入を決めた当時としては正しかったが、コストと期間を考えると合理的な判断とは言えない」と説明しました。そのうえで、計画停止に伴い、国防態勢の見直しに言及しました。河野氏は「地元の皆様にご迷惑をおかけしてきた。お詫びを申し上げなければいけない」と謝罪しました。導入に向けて調査や発射装置購入などに費やした費用に関しても「防衛相として責任を痛切に感じている」と述べました。計画停止により、政府の弾道ミサイル防衛構想は見直しを余儀なくされています。

■それよりか辺野古はどうなるの?

茂木外相は日米の安全保障上の問題に触れ「今回の決定が米国とのさまざまな協力に影響を与えるとは考えていない」と強調しました。要は、イージス・アショアの導入はアメリカへの忖度だったと弁明しているようにも思えます。アメリカへの忖度よりも日本国内、秋田、山口の住民感情に配慮しての結果と言い換えた方が良いと思います、今後、10年以上の期間と数千億の費用を投下して両地域にミサイルが着弾した場合には、言い訳のしようがないからです。しかし、これは自衛隊がイージスを導入することを中止にしたのであって、沖縄のように米軍に配慮した問題では「中止」はあり得ません、同じ日本なのに山口や秋田では住民意思が反映され、長年、大変な思いをしてきた沖縄が尊重されないのはなぜなのでしょう?日本国政府は、明確に説明し沖縄県民に謝罪を行うべきです。

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