成人式開催の是非、新宿区は2部制で開催を決定!毎年話題の北九州市も2部制での開催

引用 東洋経済

緊急事態宣言の発出が決まる中、次の話題となっているのは「成人式」を開催するのかどうか?非常事態宣言下の東京都下でも会場実施派と中止派に分かれています。既に会場での実施を固めているのは新宿区、杉並区、中野区の3区となっています。特に密集地区として注目を集める新宿の吉住区長は「一生に一度のこと、昼間に集まってもらって感染に関する説明をして、酒宴などは避けるように呼びかけます」と感染対策を万全にして行えば問題ないとして、2部制に分けて行うことを発表しています。また、例年、ド派手な衣装で全国的に有名な北九州の成人式も2部制で行われることが決まっています。

成人式の意味を考える“いい機会”となるか?

■成人式発祥のまち蕨でも2部制で開催

成人式が初めて行われたのは、終戦の翌年、昭和21年のことでした。当時は日本全体が敗戦による混乱と虚脱感で明日への希望が見いだせずにいました。そうしたなか、蕨町青年団が中心となり、次代を担う若者たちを勇気づけ、励ますために「青年会」を企画したのです。その催しの幕開けとして行われたのが「成年式」でした。全国に先駆けて行われたこの催しは、国や県からも関心が寄せられ、昭和23年には国民の祝日として、「成人の日」が制定されました。以降、全国各地で新成人の門出を祝うようになりました。なお、蕨市ではでは現在も第一回の名称をそのまま使い「成年式」として祝典を実施しています。

■若者を激励するために行われた「青年式」

昭和21年11月22日から24日まで、蕨第一国民学校で開催された青年祭には、国民服や
モンペ姿の若者100人が来場しました。現在の式典の楚となる「成人式」で幕を開け、町長や来賓の皆さんの激励に、若者たちも誓いの言葉で応えました。式典後には、文化展覧会や芸能大会、物々交換といった催しが行われたり、お汁粉や芋菓子がふるまわれ、大いに喜ばれたそうです。こうした、青年たちの心に再び明かりをともした成年式の意義が評価され、昭和23年に国民の祝日として「成人の日」が制定されました。そうなです、主役は成人する若者であっても、この日は“みんな”が成人を祝い、国家行事となったのです。コロナ禍の中、社会に巣立っていく若者たちのために祝賀の席を設けようとするのは、周辺の務めであるかもしれません。

晴れ着を着ることが「成人式」ではないことを再認識しよう

■コロナ禍の「成人式」を決めた吉住区長の英断

新型コロナの感染拡大で各自治体が成人式の中止を決める中、東京都新宿区は5日、成人の日(11日)に式典を行うと発表しました。式典「はたちのつどい」は午前と午後の2部制とし、参加者は各500名とされています。開催場所も例年の2倍以上の面積を持つ新宿住友ビルのイベントスペース「三角広場」で行います。区に縁のある有名人のメッセージ放映などを予定しているそうです。吉住健一区長は「一生に一度の式典。記念の行事への影響は最小限度にとどめることが望ましいと判断し、飲食を伴う祝宴を無くすとともに、式典を簡素化した上で、感染予防に万全を期して実施します」などとコメントしました。祝典に注力し、飲食を避けた成人式を考えているようです、当初からの式典の趣旨が見て取れる思いがします。ぜひ、無事に終了してもらいたいものです。

■少々、趣が違う北九州の「成人式」

毎年、ド派手な衣装で話題となる北九州の「成人式」も2部制で行われることが決定しています。ここでの「成人式」は他とは違うように取り上げられますが、お祭りのような楽しい雰囲気の成人式は九州ならではと思いませんか、ある意味“リオのカーニバル”のようなものです、青年たちはこの日のために一生懸命に働いて『一生に一度』の衣装を作ります。日常を知らない人たちは「ヤンキー」の集団、チームのような印象を受けるかも知れませんが、彼らのほとんどは日常的には平均的な青年なのです。そうした青年たちも、この日だけは“ド派手”な衣装で「成人」になった自分を祝うのです。その姿を、寛容に受け入れる周囲の大人たちがいるからこそ成立する祝なのです。新宿の成人式同様、無事に祝賀式典が終えられることを祈っています。

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